【作品解説】変形鶴/コップ
皆さん、こんにちは。
「折り紙へ続く道」へようこそ。
今回は拙作、変形鶴/コップ
の作品解説をします。
この記事は、折り紙創作、初心者だった頃の
自分に向けて書きました。
これから折り紙創作を始めたい方
の参考になれば、幸いです。
この記事を読むと以下を知ることができます。
・この作品の発想
・作品の基本的な構造
・ 折り方のヒント
ちなみに折り方の詳細は
Youtubeにアップロードしています。
リンクはコチラ⇩⇩⇩
1.作品のコンセプト
2つの作品のように見えるけど
実は1枚で出来ている。
そんな作品が作れないかと思い
伝承作品の「鶴」と「コップ」の融合を
試みることにしました。
2.創作過程
伝承作品の
「コップ」に「鶴」を差し込んでみます。
これを1枚で折ることはできないか?
とりあえず
正方形に「鶴の基本形」を足してみます。
このままでは
赤の領域が干渉して折り畳めません。
干渉を解決する折線を入れます。
赤い部分が「鶴」
青い部分が「コップ」になる構想です。
果たして上手くいくのでしょうか?
折り畳みます。
裏から見ます。
⇩青線で囲ったの部分が正方形の領域です。
つまり、この部分を
コップに折り畳みたいのですが・・・
⇧正方形分は、三角に折り畳まれた状態です。
しかも領域が独立していません。
これでは、コップに折り畳むことが出来ません。
段折を加えてみます。
押し込みます。
広げて潰します
「 鶴」の部分を仕上げます。
真ん中から開きます。
⇧やった!
鶴と正方形が独立しました。
しかし、正方形部分をもう少し
大きくする必要があります。
このまま「コップ」に折り畳むと
コップの部分が小さすぎて
作品のバランスが悪くなります。
この時点での展開図です。
⇧要するに
青い部分を大きくすればOKです。
※黄金比率を探す試行錯誤が続く・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
たどり着いた展開図がこれです。
折り出し基準点は6:10
折り畳みます。
裏側はこんな感じです。
「鶴」の部分を仕上げて、真ん中から開きます。
⇧あとは正方形部分を「コップ」に折り畳みます。
※紙の重なりは無視
完成!
3.おまけ
正方形部分で
伝承作品の「箱」を折れば
変形鶴/箱 になります
4.作品情報
作品名:変形鶴/コップ
折り方:不切正方形一枚
創作者:管理人(山口智之)
折り手:管理人(山口智之)
5.折った作品をSNSに投稿する場合
作品名、創作者名を明記してくだされば
ご自身で折った作品を
SNSに投稿していただいて結構です。
許可を求める連絡は不要ですが
お知らせいただけると作者が喜びます。
※折り方の無断公開や作品の販売は禁止です。
6.最後に
いかがでしたか?
他にも色々な表現が出来ると思います。
正方形部分で別の作品を折って
アレンジしてみてください。
Youtubeもやってます。
プロフィール画面のリンクからご覧いただけます。
または
折り紙へ続く道
と検索していただければ、ヒットします。
最後まで読んていただき
ありがとうございました。
(@^^)/~~~