二重の鶴(ふたえのつる)
皆さん、こんにちは。
「折り紙へ続く道」へようこそ。
今回は
「二重の鶴」の折り方です。
先ずは完成形をご覧ください。
これは
「二重の鶴」の「輪鼓型(りゅうごがた)」
といいます。
今回は
大きく分けると4種類
細かく分けると13種類の
「二重の鶴」をご紹介します。
それでは折り方を説明します。
1.輪鼓型(りゅうごがた)
1)図のような折り線をつけます
2)カドを中心に合わせます
3)裏返します
4)カドを中心に合わせます
※以降5)~10)は
中級者むけの「鶴の基本形」の折り方です。
⇩初心者向けの折り方はコチラ⇩
5)フチを対角線に合わせます
※折り線は〇(中心線)で止めます。
6)残り7ヶ所も同様に折り線をつけます。
7)写真のようにまとめます
8)中割り折り
9)残り四カ所も中割り折り
10)カドを折り上げる
※この形を「鶴の基本形」と言います。
工程5)~10)を難しいと感じた方は
⇩⇩⇩コチラをクリックしてください⇩⇩⇩
【よく使う折り方①】鶴の基本形 - 折り紙へ続く道(山口智之)
11)カドを細く折る
※裏側も同じ
12)開き変える
13)カドを折り上げる
14)反対側も同じ
15)開き変える
16)「首」と「尾」の角度を調節
17)「顔」を中割り折り
18)羽を広げて完成
<バリエーション>
工程4)までの折り方を変えると
様々なバリエーションを作ることができます。
2.左右反転型
1)赤線を山折り、青線を谷折りにします
2)この状態から「鶴」を折ります。
3)写真のように2種類の表現が可能です。
3.前後反転型
紙の向きを変えて折ると
前後を反転させることができます。
1)赤線を山折り、青線を谷折りにします
2)この状態から「鶴」を折ります。
3)写真のように2種類の表現が可能です。
4.四半反転型(白面反転)
1)色面を上にして
赤線を山折り、青線を谷折りにします
2)この状態から「鶴」を折ります。
3)写真のように4種類の表現が出来ます。
5.四半反転型(色面反転)
1)白面を上にして
赤線を山折り、青線を谷折りにします
2)この状態から「鶴」を折ります。
3)写真のように4種類の表現が出来ます。
6.最後に
「二重の鶴」は
最初に紙のカドを中心に合わせる
折り方をします。
これを「座布団折り」といいます。
「座布団折」の「山折り」と「谷折り」の
パターンを変えることによって
完成形に現れる模様のバリエーションを
楽しむことができます。
「座布団折り」をすると
紙の厚さが2倍
つまり紙が二重になるので「二重の鶴」
というのが作品名称の語源だと思います。
この作品のことを色々調べましたが
創作者に関する情報は得られませんでした。
現時点では「伝承作品」だと思っています。
著作者に関する情報をお持ちの方が
いらっしゃれば
ご教示いただけると幸いです。
ちなみに模様ごとの名称
・輪鼓型
・左右反転型
・前後反転型
・四半反転型
は正式な名称ではなく
「型」を区別しやすいように
私が命名しました。
次回の記事は
「二重の鶴」に
私が独自にアレンジを加えた作品について
記事にする予定です。
今回はここまで
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
(@^^)/~~~