記録を残す
皆さん、こんにちは。
「折り紙へ続く道」へようこそ。
今回のテーマは
創作折り紙をするうえで
私なりのポイントの1つ紹介します。
それは
記録を残す
です。
記録を残すことのメリットは
以下の通りです。
1.再現性が高くなる
2.バージョンアップに役立つ
3.新作の創作に役立つ
4.既存作品のアレンジに役立つ
5.他者の作品との共通点を見つけると愛着が湧く
それでは、上記について1つずつ述べてみます。
1.再現性が高くなる
私の創作折り紙の「あるある話」
アイディアが湧く
⇩
折る
⇩
試作のつもりであったが
意外と上手くまとまった
⇩
「ノリづけ」や「針金」等の
仕上げを施す
⇩
どうやって折ったか忘れている
「展開図」どころか
「折り出し基準点」や「〇等分ベース」
なのかすら曖昧になってしまうと
再現することが困難になってしまいます。
最低限「折り出し基準点」や「〇等分ベース」
等の情報は、メモしたうえで折り始めるべきだと
私は考えます。
(と言いつつ出来ていないことが多い・・・)
また、試作品であれば
基準点や等分に関する情報を試作品に
直接メモをして保管するようにしておけば
安心です。
2.バージョンアップに役立つ
創作折り紙に「完成」は無いと思います。
どんな作品にも
「改善点」や
「アレンジの余地」があるはずです。
自分が折った完成形を見つめ直した時
新たな仕上げの方法を思いつくことがあります。
そんな時、作品を再現させる手段
つまり作品に関する「記録」が必須です。
例えば、ドラゴン系の作品を創作したとして
「もっと腕を長くしたい」
「もっと羽を大きくしたい」
「〇〇の部分の紙の厚みを分散させたい」
などなど、課題が見えてきたとします。
この課題に対しては
「仕上げの方法」ではなく
「構造の見直し」が必要です。
そんな時
「折り出し基準点」や
「〇等分ベース」や
「展開図」などの記録がない場合
「なぜ記録を残さなかったのダァ~~~(怒)」
と必ず後悔します。
後悔しても「時」は戻りません。
3.新作の創作に役立つ
私が、折り紙の創作をする場合
以下の2パーターンです。
<パターン①>
既存の基本形を「何か」に見立てる
⇩
何とかして「その基本形」を「何か」に仕上げる
※私の場合は、ほとんどが
・鶴の基本形
・4鶴
・「鶴の基本形」を蛇腹で拡張
です。
<パターン②>
拙作の展開図(構造)を部分的につなぎ合わせる
⇩
それを「何か」に見立てて作品にする
つまり
自分の中で「積み上げたノウハウ」
を複合、アレンジして作品を生み出しています。
記録を残さないと新作を生むことが困難になります。
4.既存作品のアレンジに役立つ
例えば
正方形の対角線を「蛇腹で拡張」すると
長いカドが得られます。
⇩
この構造を「鶴の基本形」を当てはめた作品が
拙作 変形ツル/爪(ツメ)です。
⇩
この発想を既存作品に応用したことがあります。
ますは、既存作品をご覧ください。
作品名:やぎ(毛長種:川村みゆきさん創作)
この作品は
「鶴の基本形」ベースなので
「対角線の蛇腹拡張」とあてはめてアレンジ
してみました。
このように
ノウハウを記録しておくと
色々と役に立ちます。
5.他者の作品との共通点を見つけると愛着が湧く
私、創作折り紙をやっていますが
他者作品の展開図をみても
正直、よくわかりません。
但し、拙作に用いられている構造だけは
分かります。
そこから
「構造の繋げ方」や
「仕上げ」や
「見立て」のヒントが得られます。
それをきっかけに
「その作品を好きになる」
ことにも繋がります。
作品を「好きになる」きっかけは
人それぞれですが
構造面から「興味・関心」が湧くことは
折り紙をする者にとって
意義があることだと思います。
最後に
いかがでしたか?
私が、創作折り紙をする際に
大切と感じることの一つを紹介させて
いただきました。
ポイントをもう一度
振り返ってみましょう。
1.再現性が高くなる
2.バージョンアップに役立つ
3.新作の創作に役立つ
4.既存作品のアレンジに役立つ
5.他者の作品との共通点を見つけると愛着が湧く
※私の場合の記録とは
・折り出し基準点
・〇等分
・展開図 です。
創作折り紙をする方から
共感が得られれば幸いです。
これから創作をしようと思う方の参考になれば
なお幸いです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
(@^^)/~~~
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