行き詰まった時どうするか?
みなさんこんにちは、折り紙へ続く道へようこそ。
私が折り紙について思っていることを述べたいと思います。
今回のテーマは
行き詰まった時どうするか?
です。
折図を見ながら折り紙を折っていると
「折工程〇番がわからない」
なんてことよくありますよね?
創作折り紙をしていると
「〇〇のパーツを折り出す方法が思いつかない」
「紙の重なりを分散させる構造が思いつかない」
………心折がれてしまいますよね?
そんな時、皆さんはどうしますか?
・根性で出来るまで頑張る
・誰かに聞く
・新しい紙で丁寧に折り直す
どれも正解の一つだと思います。
しかし、そんな時の選択肢に
しばらく寝かせる
ということを加えてみてください。
出来ない時は何度折ってもできません。
そんなどうしようもない時は、
その作品への挑戦を一旦『お休み』してみましょう。
『お休み』には2種類あります。
一つ目は、折り紙をお休みする。
二つ目は、他の作品を折る。
です。
どういうことなのか?
詳しく説明します。
1.折り紙をお休みする
行き詰まった状態の時は、
①ストレスで心が疲れている
②頭が混乱して脳も疲れている
という状態です。
何事も「やりすぎ」は逆効果です。
疲れたら休みましょう。
このブログを読んでいる方の中には
・今日はおしまいにして明日続きをやろう
・2~3日後にまたチャレンジしてみよう
・数か月、時には数年放置してからやってみよう
このように、間をあけてから折ってみると
「あ、折れた」
なんていうような経験がある方も多いと思います。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょう?
心理学に「学習曲線」という理論があります。
下の図をご覧ください。
特に「高原期(プラトー)に注目してください。
<学習曲線>
学習曲線とは人が課題(技能)を習得するプロセスを示したものです。
①学習の初期
・新しい課題に対する興味や期待が高い時期です。
・学習の初期は、簡単な課題が多い時期でもあります。
→皆さんが折り紙にハマり始めた時期です。
→学習効果を実感しやすいので、たくさん楽しみましょう。
②高原期(プラトー)
・課題が難しくなりコツを掴みづらい時期です。
・複雑な情報に混乱しやすい時期でもあります。
→より難易度の高い作品にチャレンジしはじめる時期です。
→行き詰ることが多くなります。
③飛躍期
・コツを掴み再び学習効果を実感できる時期です。
→出来るようになった自分を誉めてあげましょう。
④学習の後期
・課題が達成される時期です。
→新たな目標を決めて次へ進みましょう。
「行き詰り」は「プラトー」に当てはまると思います。
休息や気分転換をすることが大切です。
心を体をリフレッシュすれば、きっと成功への道が開けるはずです。
2.他の作品を折る
行き詰まったら『寄り道』しましょう。
『寄り道』とは、他の作品を折ることです。
他の作品を折ることは、以下の効果が期待できます。
①「様々な折り方」が身につく
②「様々な構造」を理解できる
①や②が出来るようになることで
折った時の感じや、その折り紙の完成形を
イメージしやすくなります。
寄り道をした後に再挑戦してみましょう。
きっと、悩みはスッキリ解決すると思います。
私はこの『寄り道』の作業は、
心理学にある「学習の移転」に当てはまると思います。
「学習の移転」とは、Aの課題(別の作品)で得た学習効果が、
Bの課題(行き詰まっている作品)に影響を及ぼすことを言います。
色々な作品を折った経験は「行き詰まっている作品」を解決するヒントに繋がります。
ですから、作品作りに行き詰まったときは
積極的に他の作品を折ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
行き詰った時はしばらく寝かせるが効果的です!
寝かせる方法を2種類紹介しました。
一つ目は折り紙をしばらく休むです。
疲れたら休みましょう。
モヤモヤしたら気分転換をしましょう。
二つ目は他の作品を折るです。
自分に足りない技術、経験、感覚を補充してから再挑戦しましょう!
いかがでしたか?
皆さんにとって、何らかのヒントになれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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