ゴジラ(西川誠司さん創作)
折り紙へ続く道へようこそ。
今回は、私の大好きな作品をご紹介いたします。
ゴジラ(西川誠司さん創作)。
突然ですが、皆さんは
『一番好きな折り紙作品は?』
と聞かれて思い浮かべる作品は何ですか?
私は迷わずにこの作品を挙げます。
私はこの作品を、数えきれないほど作りました。
なのでもう折図を見なくても折れます(笑)
※作例も折図を見ないで折りました。
このゴジラは、私の折り紙の原点となった作品なのです。
一番最初に私が折り紙に興味を持つようになったのは、テレビチャンピオンで神谷哲史さんの活躍を見たことがきっかけです。
「何か折ってみたな」と思い近所の本屋さんへ行きました。
そこで一冊の本と出合いました。
『たのしい折り紙全習』という本です。
表紙に掲載されていたゴジラの写真に「一目惚れ」しました。
迷わず購入しました。
私が魅力を感じたポイント
※著作権に関わるので、途中工程の写真は掲載は控えます。
1.背びれのカドを折り出す
変則的な正方基本形から独特なまとめ方を行い背びれのカドを出します。
後の工程で、このカドが背びれになることを知った時は猛烈に感動しました。
2.腕のカドを折り出す工程
折り紙というよりは、パズルをしているような感覚の工程から腕が折り出されます。
綺麗に折れた時は、快感です。
3.顎を作る
複雑ではありませんが作業範囲が小さいので神経を使います。
4.頭部の沈め折り
ゴジラ初心者の頃は沈め折りが苦手でした。
ここも作業範囲が小さいので初心者の頃は、ストレスが溜まる作業でした。
5.首を伸ばす
この工程が最大の難関だと思います。
なぜ創作者の西川さんは、この工程を思いついたのだろうか?
他の作品では見たことのない折工程です。
一応、この工程をスルーしてもゴジラに見えます。
私にとって数年間この工程は謎のままでした。
実に魅力的な工程です。
6.尾を中割折り
ゴジラのカッコよさを左右する重要な工程
足の付け根の部分は紙の重なりが多く、破れやすくなっています。
慎重かつ大胆に角度を決める必要があります。
センスと決断力が試される工程です。
7.尾を曲線状態にする
沈め折と段折のコラボから美しい曲線を描くことができます。
センスが問われる「くらい折」です。
8.完成
各工程、様々な折り方なので何度折っても飽きません。
SNSであまり見かけることのない作品ですが、私のイチオシ作品です。
最後に
私のゴジラ愛に付き合っていただきありがとうございました。
この作品の魅力を共感していただけたら幸いです。
書籍の巻末に「おりがみはうす」について書かれていました。
更に折り紙の奥深さを知りました。
そして私は「折り紙へ続く道」を歩むことになったのです。
<作品情報>
作品名 ゴジラ
創作者 西川誠司
折り方 不切正方形一枚
出 典 楽しい折り紙全習
出版社 主婦と生活者
著 者 山口 真
作例の折り手 山口智之
(山口真さんと血縁関係はございません。念のため・・・)
用 紙 恐竜おりがみ
今日はここまで。
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