【創作折り紙のやり方】第2回/鶴の基本形+領域の追加
皆さん、こんにちは。
「折り紙へ続く道」へようこそ。
この記事は
「創作折り紙のやり方」の一例をシリーズ化して
紹介しています。
今回は第2回目です。
第1回目のリンクは
記事の最後に貼ってありますので
合わせてご覧ください。
今回の記事は
次のような方へ向けて書きました。
・「折り紙の創作」の初歩的な方法を知りたい
・「基本形」から様々な形を作るヒントがほしい
こういった要望に対して
私なりの方法を紹介します。
本記事の内容です。
私が、これまでに創作した作品は
約70作品です。
私が頻繁に用いている創作方法を
数回の記事に分けて紹介します。
鶴の基本形に領域を追加
前回の記事では
鶴の基本形が様々な形になることを
紹介しました。
今回は
鶴の基本形に領域を追加して
より自由度の高い基本形から
私が、即興で折った作例と
折り方のヒントを紹介します。
まず、基本形の折り方をご覧ください。
今回の記事で紹介する4つの作例は
この基本形から作ります。
一辺を4等分する折線をつけます。
赤の領域と青の領域に分けて考えます。
次の図で
赤の領域には、鶴の基本形を入れます。
青の領域は、 今回のテーマである
鶴の基本形に追加される領域となります。
実際に線を入れると
こんな感じです。
追加された領域は
後で加工しやすいように
4等分しておきます。
畳んでみましょう。
長いカドは中央から開いてつぶします。
今回はこの形から4作品作ってみます。
創作例①/白鳥
基本形を開き変えたら
羽の部分を上に折ります。
鶴の「頭」と「尾」に当たる部分を細く折ります。
ずらす ⇨ 中割折り的に加工
各部を〝らしく〟なるように仕上げます。
創作例②/フラミンゴ
前の作品の「羽」を「足」に見立てます。
少し見立てを変えるだけで
作品は様々な表情を見せてくれます。
創作例③/サソリ
「何を作るか」ではなく「何に見えるか」
基本形から連想できる形は、必ず実現できます。
私には、この時点でサソリが見えました。
エビやザリガニも作れそうです。
創作例④/魔術師
これも基本形は同じです。
「にらみ折り」で再現してみてください。
次は、応用作品を紹介します。(拙作です)
鶴の基本形に追加する領域を大きくして
作られた作品です。
応用作品/変形ツル(昂鶴)
複雑な作品に見えますが
市販の折り紙(15㎝×15㎝)で
折ることができます。
作品名:変形ツル/昂鶴(こうかく)創作・折手:私折り方:不切正方形一枚折鶴のアレンジ尾の部分は神谷哲史さんの「フェニックス3.5」の折り方を用いました。#折り紙作品 #origami
「尾」の表現は神谷哲史さんのフェニックス
と同様の折り方を用いました。
応用作品/変形ツル(剪)
「鶴」と「ハサミムシ」を融合させた作品
グロテスクですが
ボリューム感のある作品だと自己評価しています。
基本形は前の作品の「昂鶴」と同じです。
仕上げを工夫すると
作品の見た目が大きく変わります。
最後に
いかがでしたか?
鶴の基本形に領域を追加するだけで
創作の幅が広がることを
お分かりいただけたと思います。
様々な形を連想して
様々な作品を生み出す
これから創作を始めようと思う方の
ヒントとしてもらえたら嬉しいです。
第3回もお楽しみに!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
(@^^)/~~~
⇩昂鶴の折り方です⇩
youtaiyamaguchi.hatenablog.com
⇩合わせてご覧ください⇩
youtaiyamaguchi.hatenablog.com