一辺を3等分、5等分、7等分する方法
皆さん、こんにちは!
「折り紙へ続く道へようこそ。
今回は
一辺を〇等分する方法
について
私なりの方法をご紹介します。
まずは、
一辺を3等分する方法
です。
これが3等分の基準点になります。
上の図だけでは、分からない方のために
1工程ずつやり方を解説します。
1.対角線をつける
2.縦の辺の1/2の点を求める
〇と〇のカドとカドを合わせて
一辺を2等分する点を求めてください。
3.3等分の基準点を求める
☆と☆を結ぶ線と対角線の交点が
3等分の基準点です。
定規とペンを用いて
印をつけるだけにしましょう。
1)正確性を増す方法
基準点を2ヶ所求める方法です。
2)更に正確性を増す方法
基準点を4ヶ所求める方法です。
3)大きな紙を使用する場合
定規がない場合は
紙を使って基準点を求めることができます。
4)更に大きな紙を使用する場合
「糸」と「セロテープ」で代用できます。
私は
四六判、ハトロン判を使う際に
「糸」のお世話になっています。
※印はシャーペンでつけましょう
シャーペンを使う理由は
後で消せるからです。
ただし、作品を完成させた時に
基準点が目立たない場合は
消さなくても大丈夫です。
4.基本的な考え方
A:B=C:Dになるそうです。
A:B=2:1 なので
C:Dも2:1 になります。
この基準点は
対角線を2:1にする点です。
同時に
基準点から辺と直角に交わる線の交点は
一辺を2:1にする点となります。
後は比率が「2」の部分を半分に折れば
一辺は3等分されます。
※詳しく知りたい方は
「角の二等分線の定理」で検索してみてください。
一辺を5等分する
次は一辺を5等分してみましょう。
要領は3等分と同じです。
AとBの比率を足して「5」になれば
5等分の基準点が得られます。
こんな感じです。
A:B=4:1
よってC:D=4:1
もうちょっと詳しく説明します。
比率の和(足した数)が「5」になる比率は
4:1
2:3
です。
数が大きい方の比率が
2・4・8・8の倍数
の方が都合が良いので4:1が適切です。
理由は以下の通りです。
2は一辺の半分
4は一辺の半分の半分
8は一辺の半分の半分の半分
基準が分かりやすいですね。
A:B=4:1を求めるためには
A:B=1:1/4と考えます。
↓もう一度、答えの図をご覧ください。
A:Bが1:1/4になっています。
つまりA:Bは4:1(比率の和が5)
この場合のCとDの比率は
C:D=4:1
基準点が一辺を5等分する
基準であることが分かります。
一辺を7等分する
7等分の基準点を求めてみましょう。
AとBの和が「7」になる比率の組み合わせは
6:1
5:2
4:3
です。
先ほども説明しましたが
数が大きい方の比率が
2・4・8・8の倍数
の方が都合が良いので4:3が適切です。
おまけ①
9等分(A:B=8:1)
11等分(A:B=8:3)
13等分(A:B=8:5)
15等分(A:B=8:7)
17等分(A:B=16:1)
19等分(A:B=16:3)
21等分(A:B=16:5)
おまけ②
「めんどくせ~~~」とういう方にオススメ
例えば7等分の場合
8等分を1マスカットする。
※私、8の倍数マイナス1等分の際は
実際に使っています。
いかがでしたか?
3等分はシンプル作品にも時々見られます。
私の作品は「鶴の基本形」を「蛇腹」
で拡張することが多いので
様々な等分を基準としています。
今回紹介した方法は
広く知られている方法です。
一方で
「定規」「糸」「複数の基準点を求める」
等は、意外と知らない方も多いのではないか
と思い今回の記事を書いてみました。
参考にしていただければ幸いです。
今回はここまで
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
(@^^)/~~~
※今回の等分法の理屈が
「角の二等分線の定理」であることは
Twitterでスギタショウさん@Origamist_sho
に教えていただきました。
スギタさんに感謝。