折り紙へ続く道(山口智之)

・私が創作した折り紙作品の解説・初心者向け創作折り紙のやり方・他者が創作したお気に入り作品の紹介・折り紙について思うことを書きます。

作品を処分する時

「折り紙へ続く道」へようこそ。

折り紙について思うことを述べます。

 

作品を処分する時

1.部屋を占拠する作品達

一生懸命に作った折り紙作品。

皆さんはどのように扱っていますか?

 

私は部屋に飾っています。

 

当然ですが、折れば折るほど作品は増えます。

やがて置き場所に困る。

オリガミストあるある話です。

 

2.箱に入れて収納(しまう)

丈夫な箱に入れ「押し入れ」等に収納すれば作品が壊れることはありません。

しかし、それも応急処置です。

いつかは、置き場所に限界がきます。

 

3.捨てる

もったいない。

作品がかわいそう(´;ω;`)ウゥゥ

 

しかし、置き場所がなければ捨てるしかありません。

 

捨てる前に私がしていることを以下にご紹介します。

 

1)作品を作品のまま捨てない。

私は、捨てる前に必ず作品を開きます。

元の正方形に戻すのです。

 

ガチで作った作品は「糊付け」をしている場合もあります。

そのような場合でも可能な限り正方形に近い形まで開きます。

 

私なりの作品に対する敬意です。

 

2)完成作品の写真を残す

作品を写真を撮りTwitter、インスタグラムに投稿しています。

現物を処分したとしても、作品はデータに形を変えて生き続けます。

 

3)展開図を残す

オリジナル作品の場合は展開図を残します。

処分した後、いつでも再現することが可能です。

 

展開図の作成はパソコンがあると便利です。

私は「orihime」を使っています。

 

以前は「イラストレイター」を使っていましたしたが、

「orihime」に変えてから作業スピードが格段に速くなりました。

 

「orihime」は展開図を早く書けるだけでなく、

山折り線、谷折り線の色分けも容易です。

更に折線に矛盾点がないかをチェックする機能があります。

 

正確な展開図を書くことができる。

作品の構造を正しく理解することができる。

とても勉強になります。

創作折り紙には、必須のアプリだと思います。

 

4)折り方を残す

折り方を残す方法はいくつかあります。

 ①折図

 ②動画

 ③工程を一つずつ撮影

 ④工程と折り方を文章化

 

私のブログでは、③④を合わせた形で折り方を表現しています。

(よかったら作品解説の記事もご覧になってください)

 

ブログに折り方を残すことは以下のメリットがあります。

 ①作品への理解度が増す

 ②折図よりも速く「折り方解説」を作成できる

 ③備忘録になる

 

また、ブログを見てくれた方の中には作品を再現してくださる方もいます。

他人にとっても有益であるならばモチベーションが上がります。

(勿論ブログを読んでいただけるだけでもうれしいです)

 

過去に何作か折図を書いたことがあります。

折図化には膨大な手間と時間がかかります。

折図化したい気持ちもありますが、躊躇してしまいます。

 

動画はまだ試みたことがありません。

 

4.あげる(プレゼントする)

1)これは基本的にNGです

私は、基本的に作品を他人に「あげる」ことはしません。

 

特に、処分する予定の作品を他人に「あげる」など言語道断だと思っています。

「押し売り」のような形で他人に「あげた」としても作品は幸せになれません。

 

他人に作品を「ゴミ箱行き」にされるくらいなら、自分で葬りましょう。

作品もそれを望んでいるはずです。

 

2)例外

例外的に作品を他人に「あげる」場合があります。

それは「リクエストされた時」です。

 

この場合に限り作品は幸せになれると思います。

 

但し、相手がオリガミストでない場合は、

作品の「型崩れ」を修復する事ができません。

 

必要に応じて「糊付け」や「針金」を用いて、

相手に迷惑をかけない配慮が必要です。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

折り紙を続けていれば、作品との別れは避けられません。

 

作品との別れに「どのように向き合うか」

何かの参考になれば幸いです。

 

ありがとうございました。